ゼロウェイストをめざしたいミニマリストのブログ

オーストラリア在住女性ミニマリストが、ゴミを出さない暮らし方や、ミニマリズムや、オーストラリアについて書くブログです。

【ゼロウェイストチャレンジ】救世主あらわる?!

これは「脱・肉食」と題してゼロウェイストチャレンジをしていたころ(今もしているけど……)のお話です。結論から言うと、Hello Fresh、私たち夫婦には合いませんでしたが、試してみたことは良かったと思います。

 

救世主?!

「脱・肉食」チャレンジ初心者のころ、ベジタリアンフードを試すも、レシピを探すのが面倒で続きませんでした。そんな時に、オット君が食材宅配サービスHello Freshの80ドル(8000円くらいの感覚)オフのバウチャーをもらってきました。

 

当時メインディッシュになるベジタリアンレシピ探しに限界を感じていた私たちにとって、Hello Freshは救世主なんじゃないかと思いました。

 

Hello Freshとは

Hello Freshは食材宅配サービスです。事前にネットでメニューを選んで注文すると、その料理に必要な食材とレシピがセットになって届きます。日本ではヨシケイが有名なのかな。

 

Hello Freshの場合は、まずファミリープラン、クラシックプラン、ベジ(野菜)プランから好きなプランを選びます。ほかに、1回の食材量を何人分にするか(2人用か4人用)、週に何セット注文したいか(1、3、5日分)を選びます。あとは、スマホアプリで、毎週変わるメニューの中から、食べたい料理を注文します。毎週5つのメニューがあるので、5日分注文する場合は、メニューを選ぶ必要がありません。3日分注文する場合は、その週のメニューから3つ選びます。メニューは月曜日はじまりで、注文は前週の(たしか)土曜日までに行えばいいし、もし宅配サービスが不要な週があればキャンセルできるので、食べない食材だけが冷蔵庫に積まれていくようなこともありません。

 

届いた

私たちはベジプランの2人用を週3回分頼むことにしました。受け取りは、曜日指定もできるし、時間指定もある程度可能です。必ずインターコムを鳴らしてくれるので、その時間に家にいれば、受け取りに心配はありません。

 

もし配達された時に家にいなかった場合は、玄関先に箱を置いていってくれます。配達スタッフが証拠写真を撮り、スマホに送ってくれます。私たちはマンションに住んでいるので、共有玄関に置きっぱなしにされるのはちょっと不安あり。というわけで、配達はいつも週末にお願いしました。

 

ドドンと届いたダンボール箱を開けると、大きな紙袋3つと保冷剤入りバッグが入っていました。紙袋には3日分の常温保存可能な食材がそれぞれ分けられて入っていました。保冷剤入りバッグには、冷蔵が必要な食材(乳製品や豆腐など)が入っており、暑いオーストラリアの玄関先(日陰ね……)に多少放置されても大丈夫かなと思います。

 

作ってみた

毎回、オット君が作ってくれました。でもね、続きませんでした。続かない一番の理由は、レシピが複雑で時間がかかるから。オット君曰く、レシピは6ステップで書かれているのに、一つのステップの中に5個くらいやることが書いてあるとのことです。しかも、材料①をオーブンに入れている間に、材料②をボイルしつつ、材料③④⑤を切って焼く……のようにマルチタスクが多いそうです。そんな複雑な工程ですから、20分でできると書いてあっても、実際には40分以上かかっていたようです。

 

作るのに時間がかかるのは難点でしたが、料理はおいしかったです。ベジタリアンレシピについて知識ゼロだった私たちでも、バラエティ豊かなメニューのおかげで、飽きずにベジタリアンフードを食べることができました。

 

ゼロウェイスト的視点から

ベジタリアン生活を始めたのはそもそもゼロウェイストがきっかけ……なのですが、Hello Freshは全然ゼロウェイストではありません。

 

Hello Freshのアピールポイントの一つは食材の無駄を減らせるということなのですが、プラスチックの使用量が多いです。ハーブ、ミックススパイス、ペースト類などがプラスチックの袋で小包装されています。ハーブは八百屋で買えば包装されていないですし、スパイスやペースト類はある程度の量を買えば、リサイクル可能なガラス瓶に入っています。

 

しかも、個別に配達するために、余計にガソリンを使うと思うのです。エリアごとに配達するなどして、無駄にならないようにはしていると思うのですが、やはり気になってしまうところです。

 

ミニマリスト的視点から

ミニマルなキッチンを目指している私にはいやなこともありました。レシピによって、家にない調理器具や基本の調味料が必要なので、追加で買わなければいけないのです。

 

具体的には、グレーター(おろし器)、ポテトマッシャーです。この2つ、オーストラリアの一般的な家庭ではあるのかもしれませんが、うちにはありませんでした。年に数回使うか使わないかの調理器具をうちに置いておきたくないからです。結局買いませんでしたが、Hello Fresh調理担当のオット君は文句たらたらでした。

 

食材でも買い足さなければいけないものがありました。Hello Freshのレシピには「パントリーアイテム」というのがあって、一般的な家庭に常備しているであろう調味料、例えば塩こしょう、お酢、オリーブオイルなどは、宅配されるセットに入っていません。うちにはバルサミコ酢も砂糖もなかったのですが、代用できる食材がなかったために買いました。その後、この2つの食材は使われることなく、いまだに我が家のパントリーに眠っています。

 

おわりに

というわけで、私たちにとってはデメリットが多くて、結局やめてしまったのですが、ベジタリアンレシピのアイディアを得るという意味では、とても良かったと思います。気に入ったレシピはとっておいて、たまに作っています。